昨日どこかの記事に誰かが言った言葉があったのだが、合衆国では「9.11教」が蔓延している。
9.11を理由にすればなんでも出来る国。
SankeiBiz web版より無断転載
「米情報機関の国家安全保障局(NSA)が大量の個人情報を収集していた問題で、英紙ガーディアンは7月31日、情報収集の手法を記した米当局作成とされる資料をホームページに公開した。
情報収集活動を暴露しスパイ活動などの罪で米司法当局に訴追された中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者(30)から資料提供を受けたとしており、「エックス・キースコア(XKeyscore=XKS)」と呼ばれる情報収集システムを用いれば、監視対象者のメールアドレスを入力するだけで「典型的なネットユーザーが行う『ネット行動』のほぼ全てを捕捉できる」としている。
テロリスト300人拘束
ガーディアンがスノーデン容疑者から入手してネット上に公開した資料は、情報機関職員の研修用に作成されたマニュアル。それによると、独自に開発されたシステムであるXKSを使い、対象者のメールアドレスを入力して手順通りにプロセスを進めていけば、メールの内容やフェイスブック、ツイッターでのやり取り、ホームページの閲覧履歴などが把握できる。また、収集した情報は、別のルートでNSAが得た情報と瞬時に照会できるという。
マニュアルの中でNSAは、2007年には1日約5億件、年間1500億件以上の情報を得たとしており、米当局は情報に基づき、08年までに300人のテロリストを拘束したとしている。また、情報収集量は昨年には1カ月で約410億件以上にまで増え、情報量が膨大なため、データの保存期間は現在では3~5日であると明かしている。
ガーディアンの取材に対してNSAは、エックス・キースコアという名のシステムが存在することを認めた上で「(令状が必要ない)海外の情報を収集するのが目的で、収集したデータへの職員の勝手なアクセスが横行しているという指摘は事実ではない」と回答している。
合法性の疑念高まる
米国の情報収集システムとしては、電話盗聴やファクス情報傍受が中心の「エシュロン」が有名だが、米政府はこの存在を認めておらず、今回、NSAがXKSの存在を認めたのは、極めて異例。また、米国では自国民の通信を傍受する場合、外国情報監視法(FISA)に基づき、「外国情報監視裁判所」による令状が必要だが、外国人については令状が不要で、通信を傍受することが認められている。
しかし、米国人の通信だけを完全により分けるのは難しく、広範なグレーゾーンが存在しており、NSAがXKSの存在を認めたことは、米当局の活動の合法性に対する疑念をさらに高めたといえる。
一方、ガーディアンの報道とタイミングを合わせるかのように、米情報機関を統轄するジェームズ・クラッパー国家情報長官(72)は7月31日、米上院司法委員会で情報機関活動の「透明性を高める」ためとして、3種類の機密文書を公開した。文書の内容は既に報じられていることが大半で、外国情報監視裁判所が情報収集活動を承認した文書によると、収集が許されているのは通信記録だけで、内容は含まれておらず、これまでの情報当局の説明を裏付ける内容となっている。
スノーデン容疑者による情報暴露以降、米当局は機密情報を小出しにして批判をかわすのに躍起になっており、今回の公開もその一環とみられる。」
9.11を理由にすればなんでも出来る国。
SankeiBiz web版より無断転載
「米情報機関の国家安全保障局(NSA)が大量の個人情報を収集していた問題で、英紙ガーディアンは7月31日、情報収集の手法を記した米当局作成とされる資料をホームページに公開した。
情報収集活動を暴露しスパイ活動などの罪で米司法当局に訴追された中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン容疑者(30)から資料提供を受けたとしており、「エックス・キースコア(XKeyscore=XKS)」と呼ばれる情報収集システムを用いれば、監視対象者のメールアドレスを入力するだけで「典型的なネットユーザーが行う『ネット行動』のほぼ全てを捕捉できる」としている。
テロリスト300人拘束
ガーディアンがスノーデン容疑者から入手してネット上に公開した資料は、情報機関職員の研修用に作成されたマニュアル。それによると、独自に開発されたシステムであるXKSを使い、対象者のメールアドレスを入力して手順通りにプロセスを進めていけば、メールの内容やフェイスブック、ツイッターでのやり取り、ホームページの閲覧履歴などが把握できる。また、収集した情報は、別のルートでNSAが得た情報と瞬時に照会できるという。
マニュアルの中でNSAは、2007年には1日約5億件、年間1500億件以上の情報を得たとしており、米当局は情報に基づき、08年までに300人のテロリストを拘束したとしている。また、情報収集量は昨年には1カ月で約410億件以上にまで増え、情報量が膨大なため、データの保存期間は現在では3~5日であると明かしている。
ガーディアンの取材に対してNSAは、エックス・キースコアという名のシステムが存在することを認めた上で「(令状が必要ない)海外の情報を収集するのが目的で、収集したデータへの職員の勝手なアクセスが横行しているという指摘は事実ではない」と回答している。
合法性の疑念高まる
米国の情報収集システムとしては、電話盗聴やファクス情報傍受が中心の「エシュロン」が有名だが、米政府はこの存在を認めておらず、今回、NSAがXKSの存在を認めたのは、極めて異例。また、米国では自国民の通信を傍受する場合、外国情報監視法(FISA)に基づき、「外国情報監視裁判所」による令状が必要だが、外国人については令状が不要で、通信を傍受することが認められている。
しかし、米国人の通信だけを完全により分けるのは難しく、広範なグレーゾーンが存在しており、NSAがXKSの存在を認めたことは、米当局の活動の合法性に対する疑念をさらに高めたといえる。
一方、ガーディアンの報道とタイミングを合わせるかのように、米情報機関を統轄するジェームズ・クラッパー国家情報長官(72)は7月31日、米上院司法委員会で情報機関活動の「透明性を高める」ためとして、3種類の機密文書を公開した。文書の内容は既に報じられていることが大半で、外国情報監視裁判所が情報収集活動を承認した文書によると、収集が許されているのは通信記録だけで、内容は含まれておらず、これまでの情報当局の説明を裏付ける内容となっている。
スノーデン容疑者による情報暴露以降、米当局は機密情報を小出しにして批判をかわすのに躍起になっており、今回の公開もその一環とみられる。」