もともと斜陽の上、不況なのでとんでもない状況なのですが、今時期しか出席できない学会の地方部会などに出席しています。
4月16日:北海道応用地質研究会と応用地質学会北海道支部合同の特別講演及び報告会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jseg/hokkaido/H22%20soukaiannnai.pdf
特別講演「放射性廃棄物の地層処分に関わる地質環境研究」は気配りしすぎでした、専門の地下水についての話を詳しく聞きたかった。
特別報告「ジオパークの現状と地質専門家の課題-白滝黒曜石遺跡ジオパークの例」はジオパークそのものの位置づけや運営の難しさを感じました。現実的なのは国立公園、国定公園の中でジオパークの趣旨にそった活動をすることのように思います。景観的に魅力がないと人が集まりませんから。
4月23日:特別講演・研究発表会
http://www.hkd-landslide.org/news/h22soukai.html
特別講演:「温暖化が積雪地帯の土砂災害に与える影響」は温暖化による気候変化の話がほとんどで肝心の土砂災害に与える影響の話はほとんどなかったので?です。
研究発表:「斜面調査における表面波探査法の活用」
表面波探査は風化層の推定など、予算の無い業務で、ボーリング1本+表面波探査という使い方をすると大変有効なのです。深度50mくらまで有効ですし、精度が良く速度の逆転も捕らえられて、破砕部や風化層との対応が良いのがいいです。しかし宅地でしか使えないという先入観があるのか、土木ではあまり利用されていません。どんどん利用してください。
↓知人がやっているので宣伝しておきます
(有)ハーデスサーブ:011-768-5520
研究発表:「岩盤地域での大規模崩壊(Gully Erosion)プロセスの研究」
地質の検討が甘いと感じましたが、河道での下刻が進行して後、斜面の表層崩壊へと拡大してゆく過程が具体的に示されたのがよかった。本別町の美里別地区の火砕流堆積物地山で類似のケースを見ているのでそのようなフィールドでも同様の傾向がでるのかな。
<iframe width="425" height="350" frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF8&t=h&brcurrent=3,0x5f7301d6572a7d0f:0x56d64e2d445414d1,1&ll=43.19141,143.467112&spn=0.005475,0.00912&z=16&output=embed"></iframe><br /><small><a href="http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF8&t=h&brcurrent=3,0x5f7301d6572a7d0f:0x56d64e2d445414d1,1&ll=43.19141,143.467112&spn=0.005475,0.00912&z=16&source=embed" style="color:#0000FF;text-align:left">大きな地図で見る</a></small>
(地図埋め込めないですね?どなた埋め込み方教えてください。)
研究発表:「型火山泥流発生時における熱水の影響に関する実験」
十分な時間がなかったのでしょうが、泥流の材料についての吟味がないのが×です。スケール効果の問題もありますが、それ以上に、砂の流径、粒度分布などで結果は大きく異なるでしょう。着想は面白いのでいろいろやってみてほしいです。
研究発表:「日高沙流川支流域における2003年豪雨に伴う土砂流出パターン」
「岩盤地域での大規模崩壊(Gully Erosion)プロセスの研究」と同様に山間部での表層崩壊の拡大縮小が具体的に示され、表層崩壊の拡大、沖積錐の形成が豪雨時に一気に形成され、他の時期には緑地が拡大して行く様が良くわかりました。
4月16日:北海道応用地質研究会と応用地質学会北海道支部合同の特別講演及び報告会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jseg/hokkaido/H22%20soukaiannnai.pdf
特別講演「放射性廃棄物の地層処分に関わる地質環境研究」は気配りしすぎでした、専門の地下水についての話を詳しく聞きたかった。
特別報告「ジオパークの現状と地質専門家の課題-白滝黒曜石遺跡ジオパークの例」はジオパークそのものの位置づけや運営の難しさを感じました。現実的なのは国立公園、国定公園の中でジオパークの趣旨にそった活動をすることのように思います。景観的に魅力がないと人が集まりませんから。
4月23日:特別講演・研究発表会
http://www.hkd-landslide.org/news/h22soukai.html
特別講演:「温暖化が積雪地帯の土砂災害に与える影響」は温暖化による気候変化の話がほとんどで肝心の土砂災害に与える影響の話はほとんどなかったので?です。
研究発表:「斜面調査における表面波探査法の活用」
表面波探査は風化層の推定など、予算の無い業務で、ボーリング1本+表面波探査という使い方をすると大変有効なのです。深度50mくらまで有効ですし、精度が良く速度の逆転も捕らえられて、破砕部や風化層との対応が良いのがいいです。しかし宅地でしか使えないという先入観があるのか、土木ではあまり利用されていません。どんどん利用してください。
↓知人がやっているので宣伝しておきます
(有)ハーデスサーブ:011-768-5520
研究発表:「岩盤地域での大規模崩壊(Gully Erosion)プロセスの研究」
地質の検討が甘いと感じましたが、河道での下刻が進行して後、斜面の表層崩壊へと拡大してゆく過程が具体的に示されたのがよかった。本別町の美里別地区の火砕流堆積物地山で類似のケースを見ているのでそのようなフィールドでも同様の傾向がでるのかな。
<iframe width="425" height="350" frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF8&t=h&brcurrent=3,0x5f7301d6572a7d0f:0x56d64e2d445414d1,1&ll=43.19141,143.467112&spn=0.005475,0.00912&z=16&output=embed"></iframe><br /><small><a href="http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF8&t=h&brcurrent=3,0x5f7301d6572a7d0f:0x56d64e2d445414d1,1&ll=43.19141,143.467112&spn=0.005475,0.00912&z=16&source=embed" style="color:#0000FF;text-align:left">大きな地図で見る</a></small>
(地図埋め込めないですね?どなた埋め込み方教えてください。)
研究発表:「型火山泥流発生時における熱水の影響に関する実験」
十分な時間がなかったのでしょうが、泥流の材料についての吟味がないのが×です。スケール効果の問題もありますが、それ以上に、砂の流径、粒度分布などで結果は大きく異なるでしょう。着想は面白いのでいろいろやってみてほしいです。
研究発表:「日高沙流川支流域における2003年豪雨に伴う土砂流出パターン」
「岩盤地域での大規模崩壊(Gully Erosion)プロセスの研究」と同様に山間部での表層崩壊の拡大縮小が具体的に示され、表層崩壊の拡大、沖積錐の形成が豪雨時に一気に形成され、他の時期には緑地が拡大して行く様が良くわかりました。