自営の地質調査技術者 渡邊良夫 yupauta2013@gmail.com http://www.egeo-jp.com/ https://www.facebook.com/yoshio.watanabe.1272 https://www.youtube.com/channel/UCl8RTBofvJNU7NyZmR2zwAw
昨日は応用地質学会北海道支部・北海道応用地質研究会(どっちも実際は同じ人たちが集っているんですが一応組織が違う)の発表会に行ってきました。
以下演題についてのコメント。

1.堆積岩中の重金属類の風化と溶出特性に関する考察
2.堆積岩からの重金属等の溶出挙動
この分野は良く知らないのであまりコメントができないのですが、変質帯とか鉱化帯などでは過去にも調査研究があったと思いますが、堆積岩については意外とやっていなかったものなんでしょうか。
3.油汚染事故対策のための北海道立地質研究所の沿岸調査
能登半島をフィールドに海岸礫と角張り具合と油残留年数の関係の関係を調べたものだったのですが、やっぱり後浜上限高度を指標とすることで十分のような気がしました。
4.強制乾燥状態および強制湿潤状態における熱水変質岩の円柱縦点載荷強さと一軸圧縮強さとの関係
本当はずっと昔に整理されていてしかるべきことですよね。だ~れもやらなかったのは、右肩上がりでどんどん予算がついた昔は、貧乏くさい手法には誰も見向きもしなかったということなんでしょうか。
5.岩盤斜面の岩盤安全率を求める一手法とした遠心力模型実験の適用例
本当に知りたいことは無視してのお話なので今後の進展があるとは思えません。また、3次元数値解析が発達した現在どんな価値があるのか私にはわかりません。
6.空中電磁法と応用地質分野への最近の適用展開
空中電磁法はかつて金属鉱床探査などで活躍したと記憶しております。
がんばっているし、発表も本音トークだったので面白かったですが、やっぱり応用地質への適用は分解能と経済性の面からむづかしいと感じました。

北大の北に隣接しているコンベンションセンターで開催されたのですが、我が家は八軒なので北海道地質研究所ともども自転車で行ける距離でありがたいのです。このあたりは昔から北海道のいくつかの研究所が集まっている他、最近は産学協同を推進する様々な機関も集まっています。


づづく

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