2007年08月

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先日資料を探していたら、奥尻島沖地震(北海道南西沖地震)時に現地視察に連れて行ってもらったときの資料が出てきました。
白糸トンネルはその後、1997年に大規模な岩盤崩壊を起こしましたが、奥尻沖地震じにも、隣接箇所で比較的小規模な岩盤崩壊が起きていて、第二白糸トンネル終点側の坑口付近の巻き出しを潰してました。そのときのスケッチが出てきました。一緒に写真も撮ったのですが、そちらの方はどこへ行ったやら見当たりません。短時間の見学時間にまじめにスケッチしているので我ながら関心。
大規模な崩壊を生じたのは、スケッチ右側の岩塔状の崖の右側の部分。

1.現白糸トンネル終点側から岩盤崩壊跡(2003年12月)
2.平面図
3.奥尻沖地震時の岩盤崩壊による被災状況のスケッチ(1993年7月)

↓国際航業蠅了駑
http://www.hiroi.iii.u-tokyo.ac.jp/index-genzai_no_sigoto-doro-toyohama-dainiairaito-horaku-chosa.pdf

カイロ大学卒、ということでなんとなく動向が気になるんですが、世渡り上手の、小池防衛大臣、今回も世渡り上手と行くか..。
今回、防衛大臣辞任の意向と言うことで、先日の防衛次官問題、安部総理に挑戦状をつきつけ、受け入れられたら、自分の株も上がって良し、拒否されたら、有利に安部内閣に見切りをつける作戦だった気がします。

気象庁が大雨警報に使用「○○市では過去数年間で最も土砂災害の危険性が高まっている」
土砂災害警戒情報
http://www.jma.go.jp/jp/dosha/

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「東北日本の山間河川沿いには、気候変化に起因する堆積段丘が多数知られている。堆積時期は最終氷期の寒冷・乾燥期にあたる。(山地の地形工学P62)」とあります。
工事凍結となった静内中札内線という、日高山脈を横断する道路の調査にかかわっていた時に、標高2000m近く、険しい稜線から5km程度しか離れていない河床幅も100mに満たないV字谷で、玉石層の層厚50mもある箇所に出くわしました。しかも、埋積された側方斜面は今よりも険しい。
現在、砂防ダムが多数設置されていて環境も変わっており、時期的に最終氷期のものかはわかりせんが(たぶんそうなんでしょうが証拠はない)、印象的な事例でした。
また、地図には現在の河床から比高150mのところにはっきりした河成段丘が見えます。
1.日高山脈の札内川上流の平面図
2.飛騨山脈の札内川上流の鳥瞰図(東側から)
3.稜線から川を見下ろす
4.片麻岩やミグマタイトなどの玉石がぎっしりの河原の様子

9月にかけての動向です。

8月末まで 内業 資料調査
9月初め 函館方面現地調査
9月中旬まで 内業 資料整理
9月下旬 夕張方面現地調査 

最近はここまで議論しているんですね。
歪集中帯では、マントルウエッジ内の高温の低速度帯(マグマの供給源でもある)が軟らかいため、プレートに押される応力による歪が集中する。
また、マントルが軟らかいところは、蛇紋岩化しているというのは、地質屋として面白い。

島弧地殻の変形様式と内陸地震(東北大学地震・噴火予知研究観測センター)
http://www.aob.geophys.tohoku.ac.jp/zisin/seika3.html

西南日本前弧ウエッジマントルの蛇紋岩化の地域性:テクトニクスに対して持つ意味
(瀬野徹三、山崎雅)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/seno/Papers/wedge.geti.pdf

またまた、プレート運動にからむ、日本列島の大構造のはなしですが、地震の詳細な観測が、日本列島の火山とマグマと発生のメカニズムについても、具体的な解答をだしてきています。
日本列島の火山を形成したマグマは、過去の描かれたような、沈み込むプレートからまっすぐ上昇するのではなく、「マントルウエッジ」という、斜め上昇流に沿って近くまで運ばれる、これが基本的なメカニズムと言うことです。

沈み込み帯の構造とマグマ生成・上昇(東北大学地震・噴火予知研究観測センター)
http://www.aob.geophys.tohoku.ac.jp/zisin/seika2.html

中部日本の三次元地震波速度構造-マントル上昇流と新潟・神戸歪集中帯の深部構造―
○中島淳一・長谷川 昭(東北大・院理)
http://www.aob.geophys.tohoku.ac.jp/~nakajima/research/presentation/2005/abstract_SSJ_tomo.pdf

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大雪山の十勝側の景勝地の1つ、糠平湖手前の国道沿いの山体崩壊です。
昨年ある調査中に1~3mもある転石がごろごろしている所がつづき、遠望ずると、山体崩壊らしき地形が。2万5千分の1の地図で確認すると、ありました、明瞭な崩壊地形が。
規模がさほど大きくないので、50mメッシュの標高データをつかった鳥瞰図では地形の特徴がはっきり出ていません。
廃線になったJR線がこの山腹の遷急線付近を走っています。JRの擁壁は丁寧な仕事ぶりで、建設から何十年も経っているのにひび割れ1つないところが多く、同行した人と一緒に感嘆しました、「いい仕事してるねえ~」。


1.立体写真
2.鳥瞰図
3.平面図
4.崩壊地内の転石(2006年10月)
5.崩壊地内の転石(2006年10月)
6.北側から見た山体崩壊全景(2006年10月)

先日の新潟中越沖地震により、新潟神戸歪集中帯が一般にも注目をあつめています。
先日書いたスロー地震といい、地震、測地、地球物理、地質が連携して、地球テクトニックのダイナミックで具体的なことが判ってきていますね。
新潟より北は、海底なのでデータは無いですが、北海道の日本海沖までからサハリン沖まで、活断層や北米プレートとユーラシアプレートとの境界は海底につづいているし、札幌も安心でないな、と改めて認識しました。


新潟神戸歪集中帯図(判りやすい図)(名古屋大学鷺谷助教授HP)
http://www.seis.nagoya-u.ac.jp/~sagiya/images/fig1.jpg

歪集中帯とは(名古屋大学鷺谷助教授)
http://www.seis.nagoya-u.ac.jp/INFO/niigata070716/hizumi_shuchutai.html

速報]2007年中越沖地震震源域周辺海域の活断層 鈴木康弘(名古屋大学)・渡辺満久(東洋大学)・中田 高(広島工業大学)
http://www.seis.nagoya-u.ac.jp/INFO/niigata070716/katsudansou.pdf

日本海での北米プレートとユーラシアプレートの押し合い(北大島村教授)
北海道沖を走るこの境界は、なんと大西洋の海嶺につづくんだそうです!実に面白い!
http://www.hokudai.ac.jp/bureau/populi/edition12/saigai03.htm

地震が発生するしくみ(一般向け)(静岡県地震防災センタ)
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/why/b-01.htm

勉強不足で知りませんでした、スロー地震というのが近年発見されてきたそうです。
1995年の阪神淡路大震災を契機として全国に設置された、防災科学研究所の高感度地震観測網Hi-netによって、いままでノイズにまぎれていた、プレート沿いの低周波微動、および、併設されている高感度加速度計(傾斜計)にってスロースリップの発生が発見されたそうです。
大きく分けて、巨大地震発生域より深部で起こるものとそれより浅くて海溝寄りの付加体で起こるものがあります。
巨大地震発生域より深部でこのようなだらだらと滑るようなプレートの動きが生ずる理由は、プレート内で脱水した流体の影響で摩擦抵抗が小さくなっているためと考えられているようです。以前に間隙水圧について書いたときに、地すべりから付加体のスラストまで間隙水圧のはなしが、と、ちょっと驚きを感じたものでしたが、もっと深いところまでも間隙水圧の影響でしょうか。
東海から四国の地下にかけて伸びていています。
また付加体内部で起こるものはまさにスラストの形成過程で生ずるものだろうとのことです。
防災科学研究所の資料
http://www.bosai.go.jp/news/061201tyotei.pdf
東京大学井出講師
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/info/press/press-2007-03.html

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