2005年08月

今日から二週間ほど仕事で下北半島に行って来ます。
お手伝いで川内という町周辺の地質を調べてきます。
火砕流堆積物が広く分布するそうです。

日本応用地質学会編「山地の地形工学」を読み返していますが、岩盤の緩み現象について。
応力開放によるもの、風化によるもの、整理されてませんね。同じ現象が一方では風化によるもの、他方では応力開放によるものとされています。P119とP128の玉ねぎ状構造についての説明など。
ものの見方の物指しの違いであることは判りますが、我々でもとまどいます。もう少し整理したほうがよいのでは。

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この崩壊地は斜面上部に崩壊源があって、斜面尻まで土砂が流下した様相を呈しています。
延長200m、幅40mと今まで測定した例では一番規模が大きいです。

詳しくは下記のページを見てください。
http://www.egeo-jp.com/laser/laserashoro/laserashoro.htm

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足寄町愛冠付近の国道から見える大露頭です。
火砕流堆積物と思われる地層のつながりを露頭の左側が、断裂を境に10数m落ちています。

昨日昼前にM7.2の地震が宮城県沖でありました。
意外と被害が少ないようで何よりです。
私は揺れには全く気がつきませんでした。

11日の夜から今日未明にかけて仕事で足寄に行ってきました。
火砕流堆積物の地山に発生した崩壊地の踏査です。
蒸し暑くて、かつ、やぶ蚊がひどく多くて結構しんどかった。
ノンプリズム地形測量の良いデータがとれました。
http://www.egeo-jp.com/laser/laserashoro/laserashoro.htm

現場近くにノンテクトニックな断裂(地すべりらしい)の大規模な露頭を見つけました。
遠望しただけで、帰りに立ち寄ろうと思っていましたが結局時間がなく、こんどぜひ近寄って見ようと思っています。

土木地質を扱う場合、地形と地質の知識は仕事で不可欠なものです。
地形学の知見には教えられることばかりです。がしかし。
私の地形に関する知識はまさに「付け焼刃」で、私のようなものがとやかく言うのはおこがましいですが、地形屋さんの斜面地形などに関する分類はどうしても地表面の形に寄りがちになるため、はたしてそのような区分が、斜面変動のメカニズムにを区分するためにどれほどの意味があるのが疑問に思うものもあります。
たとえばお世話になっている「建設技術者のための地形図読図入門」にある、地すべり地形の基本的な類型。
例えば、全体凹凸型や小凹凸型などの区分は、ある程度地質との対応が述べられているが実際にそうなっているように思わないし、尾根移動型を一類型として独立させることにどういう意味があるのかわかりません。
その通りだよ、と言われそうな気がしますが、あくまでも読図のための分類でそれ以上でもそれ以下でもないと思います。

土石流堆などの判読図を見るとさすがと思います。

地すべり対策の「概成計画」時に考慮すべき不慮の事態

・地すべり履歴の進行に伴うすべり面強度の劣化
・後背斜面の活動
・末端斜面の抜け出し
など

昨日山で落としたGPSを仕事が一通り終わった後に探しに行ったところ、ありました、昨日歩いた尾根筋に!やり~です!!うれしいの一言。

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せっかくこんなに高いところに上ったのに(積丹弁財トンネルを見下ろす)

小雨と霧の中、藪をこいて踏査をしている最中に、携帯GPSをどこかで落としてしまいました。
紐でくくりつけていたのですが、前から気になっていた、本体に紐がついていない、不安が的中しました。がっかりです。おまけにカッパのズボンは大きく裂けてだめになってしまうし、一緒に歩いた人もハンマーをなくすし、散々でした。

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